アップルを訴えた裁判 国内審理へ

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どうもMakotoです。

米大手のアップルが日本の中小企業である島野製作所から約100億円の賠償金を求められていた裁判で、東京地裁は「合意のもと米国の裁判所で判決する」というアップル側の主張を退けた。

裁判長は「合意が成立する法的な条件が満たされていない」と判断して、国内で審理することになった。

日本の中小企業の島野製作所が超大手企業のアップルに対して一矢報いた。

この裁判は非常に多くの関心が集まるとても意味のある裁判になるかもしれない。

<アップルを訴えた島野製作所の主張は>

島野製作所は、世界的に定評のある技術力を持ったピンの専業メーカーである。

中小企業でありながら、その高い技術力が認められ2005年からアップルのノートパソコン用の電源アダプタ専用ピンを供給している。

ことの発端は、アップルからなお依頼に対して開発したピンを、アップルが自社で開発したと主張したことが始まり。

そしてアップル、2012年からアジアの企業からの供給を増やし、島野製作所への発注を減らした。

2014年8月に島野製作所は、「独禁法違反」「特許権侵害」で、約100億円の賠償請求に踏み切った。

<アップルとしての主張は>

島野製作所が開発したというピンは、「ポゴピン」といい、電源アダプタ先端の接触端子である。

「新しいポゴピンは別設計で、島野製作所の特許権は何ら侵害していない」というのがアップルの主張のようだ。

さらに、

「島野製作所が主張する特許権は、アップルの技術者との共同開発であり、それを2011年11月に島野製作所が単独で特許出願したのだから、権利は無効だ。」

とのこと。

<アップルVS島野製作所 管轄の裁判所は?>

この裁判に先立って、

「まずは、どの国の裁判所で審理するべきか」

という点で争われることになった。

それは、アップルと島野製作所の契約上、紛争はアップル本社のあるカリフォルニア州の裁判所で審理されることに合意されていたためだ。

当然アップルとしては、日本で提訴されては契約違反だと主張するが、対する島野製作所はひるまない。

「独禁法が禁じている優先的地位の乱用で結ばれたため不当であり、国内で審理されるべきこと」

と主張する。

<アップルVS島野製作所 東京地裁の判断は?>

この両者の主張に対して、中間判決として東京地裁の千葉和則裁判長は、

「一定の法律関係に基づいた訴えに関して結ばれたものではない限り無効。両者の合意は、あらゆる紛争はカリフォルニア州の裁判所が管轄するとしたが、広範囲すきるため無効である。」

としてアップルの主張を退けた。

日本の中小企業が、まずは米巨大企業の出ばなをくじくかたちとなった。

<日本にも親しみのあるアップルの問題を、世間はどう捉えるのか>

アップルは、iphoneやMac製品で日本にも非常にお馴染みの企業である。

世間はこの裁判の中間判決をどう見ているのか。

「下請け会社が訴えを起こすということは、相当の我慢の末だと思う。」

「ひどい話。これ以上大手の横暴を許しちゃいけない!」

「結局大手に潰されちゃうのかな。。。」

など、やはりアップルといえど、日本の企業が相手となると世間は特別視するようだ。

私は、アップル製品が好きだ。

iphoneユーザーだし、ipad、ipod、PCもMacを使用している。

単純にアップル製品のリピーターとしてこれからも使っていこうと思っている。

しかし、こういった下請け企業側の世の中に出てこなかったような苦労というのは、やはり、これを機に正当に判断されてしかるべきだと思う。

私が快適にPCを使って仕事ができているのも、この原稿を執筆できているのも、細かいひとつひとつの緻密な労力の集合体によるものである。

世界に誇る高い技術力と、世界が誇るブランドのコラボがの奇跡が、今もなお私の心を掴んでいるのだから。

Makoto

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